現代人は今だからこそヨブのような人間を見習うべきではなでしょうか。

  • 2022年1月4日
  • 2022年1月18日
  • 人生
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仕事というとほとんど多くの人々が退屈とつまらないというイメージを持っているかと思います。

実際、仕事がつまらないのは事実です。

自分が向いていないことをいつまでもやり続けることほど苦痛なことはありません。

私たちはそんな異常な世界で生きています。

ですが、人生というものは苦労や困難はつきものでそれらは誰も避けられません。

目的を達成するためには、時にはやりたくないようなことにも挑戦していかなければなりません。

誰もが悩みを抱えているこの世の有様がそれを物語っています。

そんな仕事についてですが、英語では「WORK」という単語が一般的ですが、「JOB」という単語も使われます。

これは誰もが知っていると思います。

ではこのJOBという語源は何なのでしょう。

これは、旧約聖書に登場するヨブという人物が語源だと言われています。

では彼は何をしたのでしょうか。

実は彼の生きる姿勢が後世の多くの人に影響を与えたのです。

彼は神から多くの祝福を受け、誰よりも富にも恵まれ、幸せに生きていました。

また、神にもこの世の誰よりも忠実な人でした。

そんなある時、悪魔であるサタンが神に対して、こう言ったのです。

「彼を苦しみに遭わせれば、あなたを憎み、恨んで神から離れていくだろう」とサタンは言ったのです。

それに対して、神はヨブを信頼しているので、彼の信仰が如何に強いかをサタンに示すために、敢えてサタンが彼を苦しめるのを許諾したのです。

そして、ヨブに並の人間には耐えられないほどの苦しみをサタンは与えるようになりました。

まず、彼が持っている富や家族などを根こそぎ奪われ、更に彼の体は酷い悪性の腫れ物で全身が苦痛に見舞われるようになりました。

彼がどのくらいの期間、その苦しみを味わったのかは定かではありませんが、

少なくとも長くても短くてもその苦しみは生と死をさ迷うような苦しみだったことは間違いありません。

ですが、すでにおわかりかと思いますが、彼は最後までそのサタンの攻撃に耐え抜いたのです。

途中で彼は不平不満をこぼしたりはしますが、それでも彼の信仰は揺らぐことはありませんでした。

最終的にサタンは諦め、ヨブは悪に勝利したのです。

そして、今までの倍の祝福を彼は神から受け、良き晩年を過ごしたそうです。

これが旧約聖書のヨブ記の大まかなあらすじなのですが、これが書物として現存していて、それから私たちは何を学ぶべきでしょうか。

ここで皆さんにお聞きしたいことがあります。

私たち人間の力の根源は何でしょうか?

ある人はお金と答えるかもしれません。

またある人は家族や恋人と答えるかもしれません。

では、実際にそのようなこの世のものでヨブのような苦しみを耐え抜くことができるでしょうか。

はっきりと断言できますが、それは不可能です。

なぜなら、私たち人間はそのように作られていないからです。

私たちは何によって真に満たされるのでしょうか。

それは、「愛」です。

愛と言っても、この世で言われている男女などの愛ではありません。

それはサタンの偽物の愛で本物の愛ではありません。

本物の愛は神からくるのです。

つまり、愛の根源である神から愛を受けてこそ私たちはどんなことも100%の力を発揮して、どんな困難も乗り越えていけるのです。

そして、私たち自身も神のような愛を持ってこそ、真の人間の姿になれるのです。

自分自身がアガペーの愛になると人間は真に幸せに生きることができるのです。

ヨブはこの目には見えない神の愛を信じ、最後まで義を貫き通したのです。

目に見えないものがどれほどこの世の根幹を成しているかがこれだけでわかります。

ともすると人間は目に見えるものに囚われてしまいます。

それによって多くの人が今も絶えず道を踏み外し続けています。

冒頭でも話しましたが、私たちは忍耐がないとこの世を正しく生きていくことができません。

そして、その忍耐を持つには単に根性だけでは意味がないのです。

今の私たちが求めるべきものは、お金でもなく恋人でもないのです。

愛を与え、自分自身が神から愛を受けてこそこの世の中を生き抜くことができるのです。

ここで、このように考える人がいるかもしれません。

「私たちは神ではないから神にはなれない」と。

しかし、その考えは明らかに間違いです。

確かに、私たちはありとあらゆる分野を修めることは難しいかもしれません。

なぜなら人間の一生は長いようで短いからです。

しかし、神と同じ考えや心、精神を持つことはできます。

聖書に人間は神に象って創造されたと書いてある通りです。

「神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。- 26節」
「神はご自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。- 27節」

私たち人間も愛の存在になれるのです。

これから益々世の中は厳しい時代になりそうです。

そんな中で神の愛なしには私たちは生きてはいけません。

いくら見栄を張ってもいつか限界が来て、世の中の混乱などの重圧に耐えられなくなるでしょう。

人間は愛で生き、愛で幸福になるのです。

そのことを、このヨブは私たちに教えてくれました。

人類が神の愛を受け入れるのか、それとも拒み続けるのか。

正に、今がその決断の時なのは間違いありません。

今の世の中がそれを物語っています。

神はいつでも私たちを受け入れるために待ってくださっています。

あとは私たちが祈り求めるだけです。

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